hachimitsu

あまくて少しにがい日々

2021年3月24日 晴

好きな人と電話をして泣いた。寂しいからって泣きじゃくったり、電話を切りたくない、だなんてわがままを言う女の子じゃなかったはずなのに、自分の変化に戸惑う。出会ってまだ二ヶ月ではあるが、わたしたちは多忙の合間(わたしは全く多忙ではないが)を縫って色んな話をしている。こんなに話しているのに、未だかつてこんなに優しい声の人が居ただろうか、と声を聞くたびに思う。どんなラブソングよりも優しい声色をしている。そんなことを思い返すだけで、恋しくて嬉しくて泣いてしまうのだ。寂しい夜はこれから幾度も訪れるが、輝かしい一日のためになんとなくやり過ごしてみせようじゃないか。